「ダイニング」籠りつつ開く

伊勢原市の平屋「私の巣」のダイニング。

建主さんは、
こじんまりとしたサイズで、
食事に集中できるように
籠った感じのダイニングをつくりたかった。
と同時に、庭に開く空間にしたかった。

設計者（私）は、
籠ることで安心感のある空間をつくろうと考え、
窓際の天井の高さをできるだけ低く抑えつつ
庭への視線が抜けるようにした。
その一方で中心に向かって天井が高くなる
屋根なりの勾配天井にしてキッチンに近い場所は
軽く感じる空間にした。
安心感と解放感を同時に同じ空間で
感じるダイニングになった。

高さ関係の寸法を吟味することで
そこに身を置く人の感覚に作用する空間が出来上がる。
と思って設計をしています。




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