熱帯夜をなるべく快適に過ごす
熱帯夜が続いています。
こんなに暑いと、
エアコンに頼らざるを得ないのですが、
エアコンをつける前に、寝室の風を通し、
自然の力で少し気温を下げておくことを
お薦めします。
エアコンの立ち上がりの電力を下げられるばかりか、
壁や床、天井の表面温度が少し下がり、
体感温度が下がります。
「鎌ケ谷の家D」の寝室は、
頭の位置に窓を設け、
窓を開けて網戸にし、
ルーバーになる雨戸を閉めます。
雨戸を閉めて防犯しつつ、風を取り込みます。
窓の反対側にある寝室の引戸を開け、
脱衣室と廊下の間にある引戸を開けます。
脱衣室のオーニング窓を開けると、
寝室から脱衣室に風が抜けていきます。
ちなみに、オーニング窓を開けていても
侵入することはできませんので、
防犯上も問題ありません。
脱衣室と廊下の間にある引戸は
普段、下の写真のように閉まっています。
寝る前にこの引戸を含め
窓を開けることで、風が通り、
籠った熱気が排出され、
壁などの表面温度が下がります。
こうして風を通した上で
エアコンをつけた方が、省エネになりますし、
表面温度が下がっているので
冷房が効きやすくなると思います。
また、窓や引戸で風を通すことに加えて、
窓の外に植栽を設けて
取り込む風の温度を少し下げたり、
壁の仕上げを漆喰にして
取り込んだ風の湿度をさらに下げるなど、
植栽や仕上材にも工夫すると
より効果的だと思います。
熱帯夜でなければ、
この風通しと、
扇風機で寝ることも
可能ではないかと思います。
熱帯夜で寝づらい毎日ですが、
風の道をつくり、熱気をできる限り排出することで
エアコンに頼りすぎない暮らしができると思います。
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