雨の外壁、雨の縁側

ぼくらの家

まだ5月なんですが、
すっかり梅雨のような天気ですね。

こういう雨の多い季節にも
軒の出がとても有効です。

大雨から外壁を守る深い軒

千葉県の平屋「ぼくらの家」で
大雨が降ったときの様子です。

深い軒が、外壁の焼杉を雨から守っています。

軒が出ていなければ、
雨が外壁を痛めたり汚したりしてしまいます。

軒の出は、日射をコントロールするだけでなく
こうして雨から家を守る役目も果たしています。

軒の出によって濡れない縁側の部分

それに加え、上の写真のように
軒の出によって、
縁側の一部が雨に濡れずにすんでいます。

これは掃き出し窓全体が雨に濡れていないことを示していて
掃き出し窓を開けていても軒の出によって
雨が室内に吹き込んでこないことを意味しています。

雨の多い日本では、
こうして軒を出して雨から家と人、暮らしを
守ることがとても大事だということです。

それと、どうしても濡れてしまう縁側などの
屋外の水平面は、なかなか水がはけないことから

水に強い材料を選ぶと同時に
なるべく早く水はけするようにつくることが大事です。
スノコ状にして、隙間から速やかに水を落とします。
(もっといいのは、板を平らに張るのではなく
立てて板を張った方が水はけがもっと良くなります)
ここで使っている材料は、毒性の強い薬品使用の代わりに
窒素加熱処理を行い、木の腐りやすい成分を分解し、
杉材でありながら耐朽性が高い改質木材なので、
健康被害の恐れを感じることなく、
長期間の使用に耐えるものです。

こうした(雨から人と家を守る)性能と、
外観デザイン、室内空間のデザインと
コストバランスを考えて
住宅をつくっていきます。

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