木枠

これは、玄関ドアの枠材です。

材種は「ピーラー」と呼ばれる
米松の柾目で、
マグロで言うとトロに当たる部分です。

枠の中央にある溝には、
ドアが当たる「戸当たり」と言う
やはりピーラーの角の棒材が入ります。

枠の側面にある溝には「ケーシング」と呼ばれる
ピーラーのL字に材料が入り、
枠と外壁材の隙間を埋めます。

こうした加工は大工さんが、
下小屋で昔ながらの機械を使って加工しています。

材料の美しさと大工さんの加工が
なんとも言えない雰囲気をつくり出して
玄関から手づくり感を醸し出してくれます。

この枠材は、
千葉県長生郡「ふるさとをつくる家」の玄関の

ここに使われています。




「建主さんと一緒につくった暮らしの数々」