居場所

鎌ケ谷の家D

日に日に寒くなり、
陽も短くなりました。

夜が長くなり、
秋は読書の季節ですね。

本を読むとき、どんな空間だと良いですか?
広くて天井が高い場所での読書はどうでしょう?
逆に、少し天井が低めで、壁で囲われた場所ではどうでしょう?

きっと、人それぞれ好みの空間があると思いますが、
私は、落着きのある場所での読書が好きです。

「落着きのある場所」?
これはどう言うものでしょうか?

天井が高くて壁もないと開放的ですが、
同時に空虚な感じを受ける場合があります。
これは落着きのあると言う感じの逆ですね。

少し天井が低く、壁で囲われ、窓の大きさも絞ってある。
そんな場所の方が落ち着いた気持ちになると思います。

この空間は「鎌ヶ谷の家D」と言う平屋の
ダイニングスペースにつながる一部なのですが、
屋根がグッと下がった部分で天井が低め(2Mくらい)で、
本棚と壁で囲って安心感と落着き館をつくり、
空気の密度を高めるようにつくった空間です。
地窓からほのかに庭の雰囲気が伝わるようにして、
右手の窓は板塀によって視線が止められているのですが、
その窓からは光と風を取り込むようにしています。

ダイニングは天井が高く、大きな窓があって
開放的なので、空間のメリハリがついて
相乗効果があるのではないかと思っています。

こう言う場所は
新築しなかれば手に入らないと言うこともありません。
リフォーム、リノベーションでも可能ですし、
ご自身でもある程度のことはできると思います。

本棚などを量販店で購入して
読書スペースを囲い込むだけでも
グッと空気の密度を高めることができますし、
天井に布を張って少し低くすることもできます。

ぜひ、秋の夜長を居心地の良い空間で過ごしてください!!!




鎌ケ谷の家D
千葉県鎌ケ谷市
木造平屋 101.77平米(ビルトインガレージ含む)

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