どうやって設計しているのか?
3)「わかりやすい言葉にしていく」

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私は野口修アーキテクツアトリエという木造住宅を中心に
千葉市の稲毛区というところで設計事務所をしています。
独立して22年を超え、今までの設計を振り返って考えることも
多くなりました。
設計をどうやってるのか?を
わかりやすくお伝えしていくことが、設計事務所や建築家の
敷居を本当の意味で下げることの一つだと思いまして、
今日から10回に分けて、
建主さんと出会う前から最初の案をお出しする
プレゼンテーションまで、
私が「どうやって設計しているのか?」
をできる限りわかりやすくお伝えしていこうと思います。

それから先の設計につきましては、
また機会をつくって、お伝えさせていただきます。


野口修一のプロフィール


目次

第1回 「実は “ お仕事 ” では無いんです」
第2回 「あなたの依頼がなくとも、あなたの家の設計はすでにはじまっています」
第3回 「わかりやすい言葉にしていく」
第4回 「設計が始まるきっかけ」
    「建主さんを知るために聞き、話し、考える」
第5回 「敷地を読むとは、敷地を味わうこと」
第6回 「役所に行くのは自由度を得ようとするため」
第7回 「設計は図を描くことではない」
第8回 「パースは、建主さんと自分自身に伝えるもの」
    「全体と部分を確認できる。それが模型」
第9回 「カタチを言葉に戻す。これが大事」
第10回 「設計(プランニング)の過程を整理する」
    「一緒に家をつくるために、まずは一人で」




第3回 「わかりやすい言葉にしていく」

人の行動や、カタチや素材を
どうしてそうしたか?、どうしてそれを選択したのか?
というのは目に見えないものなので、伝えることが難しいものです。

だからこそ、それを言葉や図で伝える努力も日々しています。
いま説明している「どうやって設計しているのか?」というテーマも、
その一つですね。
設計を仕事にしている私にとって「言葉」というのは
とても大事なもので、カタチ化する前に気持ちや要望を
わかりやすい言葉、あるいはそこに潜んでいる本当の(本質的な)言葉に
する必要があるので「言葉化」が絶対に必要ですし、
カタチ化したものを説明し理解していただく場合も言葉でなければできませんし、
できたものを発表するときも言葉の大切さを感じています。
ですので、毎日目にする何気ない現象を言葉に変換する努力も設計の一部と
言えるのかもしれません。

こうしたことを日々やっていることで、
設計の依頼があったときに、その住宅で活かすことができてくるのです。

ここまでが、日々の準備のことですね。
(これ以外にも、本を読んだり、知り合いの建築家のオープンハウスに行ったり
と、建築に直接関係のあることもしています)

そういう日々準備をしているところに
設計の依頼が入ってきます。とてもありがたいことです。

では、具体的にどうやって設計をしているか
次回から見ていきましょう。

つづきます。


野口修アーキテクツアトリエの設計事例
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