穴川のアトリエ

アトリエに、新しい植物が仲間入りしました。

私は、どういう家が暮らしやすいのか?

どういうつくりにしたら快適に暮らせるのか?

を考えて家の設計をしています。

機能を重視した設計で、その機能がつくりだす良さや美しさを

大切にしています。

なので、機能に関係ないところで、美しさのためだけに

光や造形、空間を考えることはほとんどありません。

しかし、機能に関係のない光や造形の美しさが

思いがけず暮らしを豊かにすることがあります。

そういったものを無為自然につくれたらといつも思っています。




私の尊敬する建築家が、

「我々は壁や床や天井をつくっているのではない。

      それらに囲まれた空気(空間)をつくっているんだ」

と、言っていました。

私も、そう思います。

機能を考えることも、その形を考えているのではなく、

それを使う人の手や足、指の動きを考えてつくります。

形ではなく、それを使うときの空気の感じをイメージしています。

その結果、生まれた形がシンプルでわかり易くなったり

その逆で個性的な形になったりして、形そのものが

独特の空気感を持つことになってきます。




無為自然にできた空気感を持った形や光などは、

日常生活の中にさりげなく組み込まれているので

受け手である住まい手の感度が試されています。

いくら自然が美しい景色をつくっても、

それを見た人がなにも感じなければ

なんでもない風景になってしまうのと同じで

家の中の空気感も気がつかれなければ

ただの空気になってしまうのです。




普通の人が普通に住む家をそんな気持ちでつくっています。




穴川のアトリエ

設 計 監 理 野口修一/野口修アーキテクツアトリエ
TEL 043-254-999


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