大工への家具図

穴川のアトリエ, お知らせ

家は、おおまかに言えば壁、床、天井によって、空間がつくられています。

ですので、どういう素材の床が良いか?段差が無い方が良いか?

壁は漆喰が良いのか?それとももっと凹凸を付けた方がいいのか?

窓をどこに入れるのか?天井は高い方が良いか?低く籠ったようにするか?

など、あらあゆることを検討して行きます。

それと同じか、ときにはそれ以上に、造作家具や置き家具の存在は大事です。

ですので、私は、家具のつくり方も、一つ一つじっくり検討して行きます。

ただ単に、良い家具ということだけではなく、コストについても十分考えなければ

なりません。なんといっても、この「家具工事(又は造作工事)」が

建築費の中でも、費用が掛かる部分だからです。

コストを抑えることと、手づくり感を出すために、

私は「家具工事」を大工ができるように、図面を描いています。

通常、家具工事は“家具屋”と呼ばれる、職人によって工事がされます。

みなさんの知ってる“家具屋”は置き家具を専門に既成家具を製造販売していますが、

私がここで言う“家具屋”は、キッチンや下駄箱、引出付きのカウンター、

本棚など、その家のためにつくられるオーダー家具をつくる職人のことを

言っています。

その家のために1回のみつくるオーダー家具なので、“家具屋”に頼むと高いです。

ですので、若干完成度は低くなりますが、その分、手づくり感がでてくるので、

家具工事を大工にやってもらっています。

大工にやってもらうためには、私が、しっかりと、つくり方を詳細に描いた

図面を描く必要があります。それが、以下のような図面です。

図1

図2

図3

図4

図5

図6

これらは、私のアトリエの家具をつくったときの図面です。

この図面を見て、大工が切ったり、くっつけたり、組み合せたりしながら

造作家具やテーブルなどの置き家具をつくりました。

こうして、空間に合わせてつくられた家具があることで、使い勝手が良くなりますし、

無駄が無いことと余裕が同時に出てきて、空気感が良くなります。

暮らし方も家具によってつくられて行きます。

家具は、暮らしと密接な関係があるので、間に合わせのものですませたくないものです。

そんな家具のことを考えた、

「建築家と家具がつくる暮らしの提案」
という企画展を5/21(土)、22(日)の2日間、11:00~18:00まで

家具蔵 表参道店の「ハウススタジオKAGURA」をお借りして

行います。よろしければ、是非お越しください。

5組8名の建築家と質の高い木工家具がお待ちしております。

「学大×建築家」×家具蔵

『建築家と家具がつくる暮らしの提案』

開催期間 2016年5月21日(土)~5月22日(日)

     両日とも11:00~18:00まで

開催場所 家具蔵 表参道店「ハウススタジオKAGURA」

     東京メトロ表参道駅 B1出口から徒歩1分

     ※地図は上の資料をご覧戴くか、コチラをクリックして下さい。

お問合せ 家具蔵表参道店(担当:三上)

     TEL 03-3797-1700

     info@kagura.co.jp

     ※ご相談のご予約、茶話会のお申込みも上記までお願い致します。

その他お問合せ 「学大×建築家(ガクダイトケンチクカ)」(担当:野口)

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